|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
YAMAHA AR-1500ギターアンプの解析
● 改造について (2009, 3,13更新)
1. コンデンサをJAMICONからNichiconのFine Goldに交換しました。
音の抜けが随分良くなったと思います。特に液もれが心配でしたので全部交換しました。
2. AR-PROのほうがコントロールがしやすいので、ボリュームをスイッチ付きと交換し、各部定数を交換、赤の文字がAR-PROの値です。● AR1500について
エンクロージャーが後面開放ではなくパスレフになっています。
パスレフにはなっていますが、ポートの筒の部分が無く、ただ穴が開いただけの物です。回路図をネットで探しましたが、AR-2500やF50-112の時と同様に見つける事ができませでした。
基板を見ながら回路図を書き起こしました。● スピーカについて
20cmの4オーム FST 20615 NOM:15W MAX:30Wと捺印があります、台湾のメーカーの物のようです。● プリアンプ回路図
プリアンプはAR-2500の回路図とほとんど同じですが、微妙に値が違う所もあります。
ただAR-2500が単電源になっているのに対し、AR-1500は両電源になっています。
両電源ですので、IC1とIC2のオペアンプのバイアス用の抵抗を省いた形になっていました。
ゲインとボリュームが面白い回路になっています。
トーンの回路はフェンダータイプの回路です、フェンダーは真空管ですのでVRが250kと10倍になっています。
プレゼンスは上記の回路になっています。回しても余り変化がないように感じます。
ディストーション用のクリップピングダイオードがいつも入ったままになっているので、クリーンな音を作るのが難しいようです。
ゲインをギリギリまで下げないと歪みますし、下げると音が小さくなってしまう。
試しにD1とD2を取り去り以前よりは多少使いやすくなりましたがまだまだです。
この回路はMXRのdistortion+に似た回路ですが、突然あるレベルから歪み出します。
肝心の音ですが以前よりは気持ちよく歪むようになったと思います。
好みの問題ですが、D1とD2は無い方が良いと思います。
または、片方のダイオードに抵抗を入れるのもありかと・・・・。
クリーンな音とディストーションの音が切り替えできるように改造しようと思います。● メインアンプ回路図
メインアンプ部分はTDA2030Aでシンプルです。3端子レギュレータと同じ大きさのTO220のパッケージで15Wも出せるのかと思ってしまいます。
マーシャルのMG-10CDにもTDA2030Aが使われているらしいです。(未確認情報)
最後に回路図については実機から書き起こしたものです誤記があるかもしれません、自己責任でお使いください。
またYAMAHAさんにはくれぐれも問い合わせしないで下さい。
もし壊れて困っている方がありましたらこちらから御連絡下さい。
▲トップページへ
Copyright (C) 2024 Radio house All Rights Reserved.
【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます。】